バイオフィリア村 製菓部
こんにちは!
今日スーパーなどで購入した『生クリームの持ち帰り方』を解説していきます!
生クリームの基礎知識を踏まえての解説となっていますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
今日も、youtube動画を使いながら解説していきます!
目次
【まずはこの動画から!】スーパーなどで購入した『生クリームの持ち帰り方』を解説!!
youtubeの動画を使って解説してみましたので、まずはこちらからご覧下さい。
押さえておくべき「生クリームの基礎知識」について
その①:一度の温度上昇で生クリームは劣化し、その後、元に戻そうとして冷やしても元の良い状態には戻らない
①:生クリームは貯蔵温度を3〜5℃程度の冷蔵で“常に”保存するのが大切であり、だからこそ、持ち帰り時の温度上昇に注意しなければならない
②:一度でも温度上昇してしまった生クリームは、元の良い状態に戻ることはない
⇒温度上昇の目安は、15℃を超えてしまうか?を、一つの目安にして考えるとわかりやすい!
③:生クリームが劣化してしまう事で一番問題になるのが『泡立て』で、劣化してしまった生クリームをいくら泡立てても『良い泡立ち』が得られなくなる。
④:その他の劣化として、『フェザリング現象』や『オイルオフ』というのもある。
⇒ググってもあまり出てこないので、一応言葉だけでも知っておく事をオススメします。
その②:生クリームは振動によって、「バター粒(りゅう)」というかたまりになってしまう
①:生クリームを振ったり、振動を与えると、生クリームは『バター粒(りゅう)』というかたまりになる。これは、バターと考えてしまってOKで、市販のバターとの違いは主に、乳脂肪率や結晶状態が厳密に調整されていない事。(「手作りバター」といったイメージで考えるとわかりやすいかと。)
②:バター粒のかたまりが出来る流れとしては、まず振動によって乳脂肪の膜が壊され、乳脂肪がむき出しの状態になる。このむき出しの乳脂肪が、撹拌や振動によってどんどんくっ付いていき、これがかたまりとなり、このかたまりがバター(粒)である。
生クリームの持ち帰りの要点
①:一度温度上昇してしまった生クリームは劣化してしまうので、持ち帰りする時の温度上昇に気をつけなければならない!
②:生クリームを振ってしまうとバター粒ができてしまうので、極力振らないようにして持ち帰る!
基礎知識を踏まえて大切な事は、こちらの2点になります。
生クリームの持ち帰りの流れがこちら!
スーパーなどに置いてある「保冷氷」を使って、振動させないように持ち帰りましょう!
ここまで前置きが長くなってしまいましたが、結論はかなりシンプルです笑。
スーパー等に置いてある「保冷氷」と、氷を入れる「ビニール袋」を使って、生クリームを持ち帰ってください!
ビニール袋の中に保冷氷を入れ、その上から生クリームを乗せます↓
あとは袋をしばって、振動させずに持ち帰りましょう!
これだけで、生クリームの温度上昇を防ぎ、劣化も防げるという訳です。
持って帰った氷は、再冷凍で再利用できる!
持ち帰った氷は捨てずに、再利用しましょう!
持ち帰った氷を捨てるのももったいないので、冷凍庫に入れて再利用していきましょう!
生クリームの泡立ての時に氷が使える!!
持ち帰った氷は食べることはできませんが笑、このように、「生クリームの泡立て」の時に使う事ができます。
生クリームを泡立てる時は、ふたつのボウルを使って、下のボウルに氷や氷水を入れ、上に乗っているボウルを冷やしながら泡立てていくのですが↓
この時に使用する氷として再利用する事が可能です。
こういった「上のボウルを冷やすためだけの氷」に、わざわざ高い氷や購入した氷を使うのはもったいないと思うので、もし冷凍庫に空きがあるなら、ぜひ再冷凍して使ってみてください!
生クリームの持ち帰り方の解説でした!!
いかがだったでしょうか?
今回は、生クリームの持ち帰り方を解説してきました。
結論は、「保冷氷に入れて生クリームを持ち帰れ」という非常にシンプルなものでしたが笑、基礎知識があってこその持ち帰り方だと思うので、ぜひこの記事を参考にしていただければなと思います。
私としては、「生クリームの持ち帰りも、料理の大切な一工程である。」という考え方で料理に取り組むのが良いかなと感じます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
まとめのページを作りました!
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